VBA基礎用語 プロパティ、関数、メソッド、ステートメント




・プロシージャ
一つのマクロが成り立つ最小単位。(Sub~End Subまで)

・モジュール
プロシージャが記述されているばしょ。(複数のプロシージャが記述可能)

・オブジェクト(object)
操作の対象となるもの(セル、シート、ブック、グラフ、図、ソート、印刷設定、ダイアログボックス、ピボットテーブル、ユーザーフォーム、ハイパーリンクなど)
[Range, Worksheet, Workbook, Chart, Shapes, Sort, PageSetup ,FileDialog ,PivotTable, UserForms, etc.]

オブジェクトはプロパティを持っており、
オブジェクト.プロパティ
というコードを実行することで値を取得できます。

オブジェクトはメソッドを用いてオブジェクトを操作する命令が出来ます。
オブジェクト.メソッド


・プロパティ(property)
オブジェクトの名前や状態、特質を表すものでありオブジェクトによって持っているプロパティは異なります。
[Name, Value, Caption, Height, Font, etc.]
下記のように等号(=)を用いてプロパティ値は変更することが出来ます
オブジェクト.プロパティ = プロパティ値 



・メソッド(method)
オブジェクトの操作をするオブジェクト(クラス)が持つ関数です。プロパティと同様にオブジェクトによって使用出来るメソッドは異なります。
メソッドには引数といって指示の内容をより詳細に表現することが出来ます。引数もメソッドによって異なり、また省略可能で既定値が決められているものもあります。
オブジェクト.メソッド 引数, 引数…


・コレクション(collection)
オブジェクトの集合で同じ種類のオブジェクトの集まりです。英語の複数形同様後ろに-sが付きます。
Workbooksと's'をつけた場合はコレクションとして扱うことになり、下記のような記述で使用することになります。
コレクション(IndexNumber)
コレクション(名前)
イメージとしてはコレクション(集合)の中の一つを扱うような感じです。

プロパティやメソッドは各オブジェクトにそれぞれのプロパティ・メソッドがあるのと同様にコレクションごとにそれぞれがあります。
コレクション.メソッド


・関数(function)
文字列や書式の設定、配列の操作、オブジェクトの操作などの処理をするものです。
メソッドとの違いは、オブジェクト.〇〇のようにオブジェクトにぶら下がっているのがメソッドでそうでなければ関数と分けてしまえるようなレベルの認識で良いかと・・・


・ステートメント(statement)
操作(処理)、宣言、定義を行う構文です。通常は1行で完結する部分を指しますが、For…Nextなど複数行にまたがる部分を意味することもあります。
関数のように処理や操作をすることもありますが、関数との違いは単独で完結するので式の右辺(=で結ばれている場合のの右側)にはきません。
VBE上でデフォルトだと青色になっている部分がステートメントとしての命令部分になっています。